Shenye's BLOG

中国広州から更新します。現地ならではの情報他、雑多な内容も伝えられたらと思います。

中国現地採用男が一番最初に直面した住居問題について(居を構えるマンションとの契約について)

どうもお久しぶりでございます。Shenyeでございます。

普段仕事でキーボード叩きまくるものですから、すっかりブログを上げることに億劫となっておりました。

さて、今回は住居問題について。 現地採用は基本自分で住居を見つけなければなりません。

1、広州で現地採用者の不動産会社の選び方

現地採用は基本社内の人間はあまり助けてくれないと思っておいた方が良さそうです。

それか言わなきゃ何もやってくれないので、分からないことはドンドン質問した方がいいかと。

ただ、その場合も総務も「知らない」とか聞いてくれたとしても適当な事を言われるので、あまり当てになりません。

では、私がどのように住居を見つけたのかご紹介したいと思います。

(1)同じオフィスの同職位スタッフに聞いてみる

現地スタッフは現地出身者が比較的多く、また過去に現地採用の日本人がいましたら助けてくれていたことが多いので、まずは聞いてみるといいです。

中には、不動産会社から転職した人間がいたりします。

まれに日本人向け不動産会社に在籍していたスタッフもいるので聞いてみましょう。

特に南の人間は優しい人が多いので、契約の際は翻訳してくれたりと手伝ってくれます。 (※手伝ってくれましたら、ご飯をご馳走するなどしっかりお礼はした方がいいと思います)

(2)街の不動産屋を訪ねてみる

広州には不動産屋の店舗が多く軒を連ねております。 そこで住む部屋を探していると伝えましょう。 話は聞いてくれ、すぐに内見の日程を聞いてきます。

ちなみに広州では

・乐有家(赤の看板)

・裕丰地产(黄色の看板)

・链家地产(緑の看板)

の3社が有名です。

また連絡は基本WeChatですので、アカウントは事前に作っておきましょう。

私は就活時に仲介したエージェントさんから、不動産屋担当者のWeChatアカウントを教えてもらい、日本にいる時から連絡を取っておりました。

(3)日系不動産会社を通す

正直スムーズに契約をするのであれば、日系不動産をオススメします。 「そんなこと言ってお前は使わなかったじゃないか」と言われそうですが、 それには理由があります。

・仲介手数料が高すぎる問題

(2)の地場不動産会社を通した場合は、契約時1回こっきりで家賃の1ヶ月分を払えばいいですが、日系不動産会社ですと2ヶ月は持っていかれます。

※地場不動産会社の場合をとっても、、、

契約時にデポジット(押金:2ヶ月分の家賃)+仲介手数料+加入月家賃の支払いをするよう言われ、軽く15,000RMB〜20,000RMBが1発で吹っ飛びます。 (デポジットは契約満了時に退去する際は返却される)

正直現地採用1ヶ月目でポンと出せず、かつこの常識を知らなかった私は、手伝ってくれた広州人同僚に15,000元ほど借りました。 躊躇いなく「え、全然貸しますよ」と何の気なしにポンと貸してくれた広州人同僚には感謝の気持ちでいっぱいです。 その後私は日本口座から必死にキャッシングし、3ヶ月かけて返しました…。

・日系不動産会社を通すとさらにかかる

上記に加えさらに初回の準備金がかかります。 またサービスが手厚いですが、月額でも毎月家賃に加算されて持っていかれます。 金額にしておよそ月々の家賃に1,000RMB〜2,000RMB加算されます。 その分何か不満点等ありましたら、仲介会社の役割も担うので対応してくれます。

でも、現地採用でくる方は語学力の面で問題ないかと思いますので、地場不動産会社一択かと思います。 現地採用者は家賃自己負担ですので、1,000元以上毎月余計に持っていかれるのはキツイです。 私はどうしても難しい場合は同僚を頼ります。その後お礼でご飯ご馳走します。

(4)大家さんと知り合いになり直接交渉、契約まで行う

これが一番お金がかからないかと思いますが、同時に難易度がかなり高いです。 友人から大家さんを紹介してもらえるならそれに越した事はありませんが、そうそう見つかるものでもありません。 不動産会社勤務の友人までは見つかりますが、その先の大家は難しいですし、大家も面倒を避けるためか管理会社(不動産会社)を間に嚙まします。 以上よりあまり現実的ではありません。

最も現実的なのは、現地中国人同僚の助けを借り、地場不動産会社を通し契約する事でしょう。

2、広州で現地採用者の住居契約の仕方

住居が決まると、不動産会社経由で大家に連絡がいきます。 早いと当日中に店舗に大家が来て契約を行います。 ここで大事な点が1つあります。それは、、、

契約期間です。(゚ω゚)

期間としては1年〜3年まで各々の事情により契約しますが、一般的なのは1年かと思います。

もちろん複数年契約をした方が、単月単位での家賃を安くしてくれたりします。

しかし上述の通り、契約期間外で退去をしてしまうとデポジットが戻ってきません。

(※正確には次の入居者を自力で見つけてくれば帰ってくる場合もあります)

私も単年契約です。 理由は中国のマンションだと引越しする可能性が大いにあるからです。 なぜなら、設備がよく壊れたり、大家の対応が悪かったり、そもそも1年〜2年程度で引越しすることがポピュラーなイメージもあるからです。

あとは、大家が複数年契約を嫌がったりします。 私の主観ですが、毎年の更新月に家賃吊り上げが出来ないからかと思います。

契約期間を定めたら契約に入ります。控えをしっかり保管し、会社総務へ住所の連絡を行ないましょう。居留許可証において正確な住所を伝える事は外国人居留者の義務です。

3、ちょっと待った…!契約前の内見は何を注意すればいい!?

何点か思いつく限り下記に記しますね。

①冷蔵庫はちゃんと機能するか。機能しない場合は新品と交換してくれるか。

 →私は冷蔵庫が全く冷えなかった上に異臭が凄く、大家に連絡して新品に変えてもらったことがあります。

②ガスコンロはしっかり火がつくか。

③換気扇はしっかり動くか。

④給湯器はしっかり機能しているか。

⑤テレビはしっかり映るか。チューナー機は設置してくれるか。

→中国ではテレビ単体では何も映りません。チューナー機があって初めてテレビ見れます。     大家によっては自前で用意しろとか言ってきます。

⑥エアコンはしっかり稼働するのか。水漏れは起こさないか。起こした場合は無償で交換するか。

⑦ベット用品はどこまで用意してくれるか。ベッドフレームとマットレスだけで、枕やシーツ掛け布団は自前なのか。

⑧家具家電はどこまで提供してくれるのか。

思いつくだけでここまで出てきました。

気づいたかと思いますが、日本人感覚でレオパレスとかと比較すると

「何でこんな当たり前のこと確認するの?🤔」

とおもいますが…笑

中国では新しい入居者のためにとか基本ありません。あるものを金もらって貸すだけです。 読んで字の如く“あるもの”を貸すだけです。笑

しかも最初にしっかり確認しないと、契約後に対応してくれることはありません。

「それくらい対応するのが人として当たり前だろ!」とか抜かす初心者日本人がたまにおりますが、中国も割と契約社会ですのでそんなものは借口です。笑笑

「あまり言うと煩いと思われたりして気まずくなったり、嫌な思いさせないかな…」とか、これまた日本人感覚を持ち込む方いらっしゃいますが、正直、、、

気にせず大家にしっかりと伝えてください。

ていうか、そうじゃないとこの先この国では生きていけないです。 ストレスで憤死しそうになり早期帰国になります。 しっかりと皆様確認してくださいね。

4、家賃はどうやって払ってるの?

これはWeChatペイ(微信支付)もしくは、アリペイ(支付宝)です。 支払い方法はこれはもうほぼ一般的ですね。 早い段階で給与振込口座の開設をしておきましょう。

〜まとめ〜

住む住居さえ決まり空きがあれば契約〜入居まではあっという間です。

ただ、日本人感覚のままでいると中々現地採用の給料で住むようなところは見つからないので、体感15%程度の妥協感で探された方が良いかと思います。

あまり「中国だししょうがねぇか…」と思いすぎると、農民工が住むレベルまで妥協してしまうので根気よく探してください。(私がそれで一度失敗しました笑)

あと決まるまではホテル住まいかと思いますが、入国からホテルチェックアウトまで短くても2週間は取っておいた方がいいかと思います。

私は4日くらいでしたので、かなり駆け足で探した挙句中国の家なんて…という期待値の低さから、1部屋目は大失敗しました。笑

結局3ヶ月くらいしか住まず、次の入居者も見つけられなかったので、デポジットの8,000元は無事消失しました。笑笑

住居選びは大切なので慎重に!!!

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