Shenye's BLOG

中国広州から更新します。現地ならではの情報他、雑多な内容も伝えられたらと思います。

現地採用32歳が中国に3年半住んで思った中国でこのまま働く事の不安と根拠

およそ2年ぶりの更新です。

正直文才もないのでブログ書くことに億劫になっております。

読書をしないことが祟ってる気がしますね。 小学生の夏休みの宿題では、読書感想文が嫌で俳句提出を率先して選択してましたからね。 当時はインターネッツという便利なものがあったので、俳句の宿題は10分で終わりました。(時効)

さて、タイトルについてですが、現地採用という比較的不安定な雇用形態で3年半も働いてしまい思ったことを綴ります。 そう思った経緯と今後の影響、結論どうするのかの2部短編構成。

①いったいアナタは中国にいつまでいるの?骨を埋めるの?

广州刚来的时候…「俺はもう多分ここで中国人の嫁さん見つけてそのまま中国で働らくのだろうな…」と漠然と思っておりました。 確固たる決意なんて立派なものではなくて、成り行きでそうなる可能性が高い…というふんわりした未来予想図。

来て間もない頃は、仕事を覚えたり、思いの外クソみある自分の中国語を向上させなければと自分なりに頑張っておりました。 当時はまだまだ中国に興味を持っていた時代、日本にいても自分なりに中国語を勉強したり、中国人と交流を持つことに楽しさを覚えていて積極的に行動していたと思います。 それこそ言語交換学習アプリのハロートークやランゲージ8を使い、リアルでは横浜市の福富町や川崎市の銀柳街を抜けた先のチャイニーズパブにそれなりに通い詰めいてました。親父とも藤沢の湘南台のチャイパブに一緒に行ったくらい。

それがどうして今こんなに意気消沈してるのか。 自分なりに思い感じていることを垂れ流してみます。

(1)コロナ

とりあえずこれ。 コロナ前は年1〜2回帰国してたから、無意識下で感じていたチャイナストレスが顕在化していなかった。 今はもう2年以上帰ってない。帰らないとそろそろ祖母が逝ってしまうかもしれない。 葬式の親族リモート参列はいかがなものかと、こんな私でさえ思ってる。

あと、この外国人であるが故、祖国の環境や雰囲気と至る所違う部分に遭遇し感じるストレス。 コロナで容易に帰国出来ないことで、これが生物濃縮のように溜まってる気がする。

(2)今まで気づかなかったストレス

自分でも思いますが、ツイートが中国DISを垂れ流すことが増えてきた。

別にそれ自体は実際に体験している事実なので悪びれもしないけど、以前は一旦飲み込みツイートは控える節があった。 上述したコロナや帰国していないことが、自分でも抑えが効いてない気がしてる。

(3)語学力の乏さによる中国人と交流する必要が無いと思ってしまった点

これは自業自得なのですが、上記2点により意欲がだいぶなくなってる。

中国人との交流を求めていないという、他人からしたら勿体無い時間の使い方をしてると自分でも思うが、留学生じゃないし仕事の都合上、日本人との交流の方が何倍も重要だからしょうがない…と言い訳してる。

あと、どの状況においてもスムーズに行かない諸々のお粗末な事務対応などなど、もう何も期待出来ないので面倒臭い。諦めてる点も往々にしてある。

(4)時折思うようになってきた現地採用という無情なまでの使い捨ての駒感

頭で理解していたことが、徐々に心に落とし込めてきたこの感じ。

会社はかなり優しい対応をしてくれている。よっぽどのことがない限り契約解除もなさそう。

しかし、都合のいい日本人雇用形態が故油断はしてられない気持ちもある。

このまま年齢重ねて「完全体中国で法人使い捨て駒感」に陥ることになる一抹の不安の火種。 それを凌ぐ勢いでスキルアップするバイタリティが、年重ねてやっぱり求められるなという個人的実感。 そのレースを走り続けられる自信がないなら、祖国の庇護の下生きなければ死んでしまいそうな己の未熟無能感。 それらを悟り始めてる。

多分他にも大なり小なり色々と原因あるけど、全部書いてられない面倒臭い。 これらにより「あ、私のような人間は長居すべきではないな」と正直なっています。

②本帰国?

だいぶスロースターターですが、結論これかなと思っています。

正直こちらにいるうちはすごく精神衛生上都合がいい。 でもそれは、防腐剤を投与され続けている状態なんだろうな思う。 必要努力量が抑えられ生きながらえさせてもらってる。

じゃあ努力して頑張りなさいよと思うのですが、いくら努力したところで現地採用としての域を出られないというか、うまく言えないけど自分の本来のポテンシャルを見ても徒労に終わる努力で終始し、そこでまた絶望しそうな気がしてる。(ここで本採用の話は長くなるので触れないでおく)

海外でそうなったらいよいよヤバいと思ってる、精神やられた何のご加護もない邦人なんて腫れ物過ぎて触りたくない。そして外人なのである。一苦労どころでは済まない気がしてる。それなら母国語通じる母国でしっかり静養したい。

③まとめ

多分、ほんと多分だけど、コロナじゃなかったら全然違う未来展開が出来ていた気がする。

そして、私はどこまでいっても独り立ちは難しい…というか、大和民族としての庇護の下動いた方が良いのだろうなぁと甘えたこと思ってる。 全てをかなぐり捨てて…なんていう力量は到底ないことを思い知ったし、その力量を持つには色々と少々遅すぎた、しっかりとした取捨選択を行い一点集中で力を注ぐ考えをしなければならないと感じている。

ちょっと自分でも何言ってるか分からないけど、

想像以上に歳食うと目を瞑ってきた部分が向こうからやってくるんだなぁってことです。それらを対峙するなら、武装がしっかりできた状態の方が上手くいく可能性が高いよね、それも無く大きな志と誇りも無いなら母艦にいた方がいいよねということ。